みじかいゆめ

□緑の人に逢いました。
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平八さんとこからの帰り道、頭上から大きなものが落ちてきました。

「うわっ?!」


「……。」



どうやら人間のようです。でも異国の方かもしれません。だって、江戸っ子に緑色の髪の人は生まれてこの方一度も見たことがありませんから。



「ってぇな、ここも結界が…」


「……、」


薄暗いせいか、あたしが物音一つたてずにいるせいか、緑の人はあたしに気付いていないようです。


「ん?」

「!」


月の光が雲の影から覗いたとき、緑の人とあたしの視線がばっちり絡み、その瞬間あたしは



におちました!
(だ、大丈夫ですか?!)(今のあたしにはそれだけでいっぱいいっぱいでした。)




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ちゃんと会話していない件については…


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